どうも 弱虫くんです!
皆さんお元気でしょうか?
さて、前回は保育園のボランティアを終え、結局中学にはほぼ行かずに3年間が終わりました。
年齢的には高校生になる弱虫くん。ただ受験は疎か、中学の勉強、いや小学生の勉強すらまともにやっていないのです。
当然学力は下の下、そうなると底辺高校に行くしかない(せめて高校は出とけという時代でした)でも底辺となるとまたヤンキーに絡まれるかも。うまくやっていける自信など皆無です。
そこで出された案が、通信制の高校に通いつつ、不登校児が集まるフリースクールのようなところでした。
このフリースクールは寮制で、月〜金まで泊まり、土日に帰るというものでした。
人生初の寮生活、不安と期待でいっぱいの弱虫くん。
一方、通信制の高校は月に2回通えば良かったので、かなり気楽でした。年齢もバラバラで色んな人がいました。(ただ自力でレポートを仕上げるのがキツかった、、)
この2つの生活を行き来する3年間が始まります。
まずフリースクールは、同期が20人くらい、男女半々くらいだったと思います。
ここにも色んな人がいました。
全然話せない人、1人行動しかできない人、動きの速度が常人の半分以下の人、逆に動作が2倍速の人、常に背中を曲げている人など、がいました。 ここで相部屋に選ばれたのは、常に背中を曲げている人でした。
ここで弱虫くん、勇気を出して挨拶しますが、華麗なスルーを受け大いに傷つきます。
なんとか傷ついてないフリをしてオリエンテーションや、各寮生の自己紹介などをすませます。
なんだかんだで仲良くできる人ができ始めました。同期より先輩と仲良くなりました。実は中学生の時ギターに目覚めていた弱虫くん。
フリースクールには、音楽室があって設備もわりと充実していました。催しがあるたびに初めてのライブをやってみたりします。(目も当てられないくらい下手です)
そして、このフリースクールでちょっとだけモテた(はず)弱虫くん、中学で取りこぼした青春を取り戻します。なんと初めての彼女ができました。フリースクールはまあまあ厳しく男女の交際は禁止されています。ですが弱虫くんは若いです!禁止されればされるほど燃え上がりました。週末にはデートをしたりと順調に交際を続けました。しかし日が経つにつれ、フリースクール内にいる時も2人でこっそり会うようになります。今こそ中学の大坊主「お前調子乗ってるだろ!」の出番です。自分でも胸を張って言えます。
ええ、調子に乗ってました。 弱虫くんが大嫌いなタイプの人間に成り下がっていたのです。そんな弱虫くんにはきちんと天罰が降ります。
エスカレートし過ぎて、(ご想像にお任せします)1週間の謹慎処分となりました。(ザマーミロ)
ヒジョーーに痛い人間だったと思います。 連れ戻しにきた母には八つ当たりするという本当にダセー奴でした。
そして初めての彼女とも別れることになり、少し丸くなった弱虫くん。そんな彼に更なる悲劇が待ち構えていました。
当時の弱虫くんはピッチピチの16歳です。もう1度言いますね。16歳です。その彼が、なんと、ハゲたのです。しかもストレスで一時的なものとかでなく、正真正銘の男性型の脱毛症です(AGAと呼ばれるものです)前と頭頂から奴らはやってきました。しかも髪のケアや生活習慣が悪いとかでは一切ありません。純粋な遺伝でしょう。この時は本当に死んでやろうと思っていました。今まで少しずつでも身につけてきた自信もすべてリセット。いやマイナス10000です。一応おしゃれが好きだった弱虫くん。外見のかなりのウェイトを占める髪。それがこんなことになるなんて、、この時運命を呪いました。もっとおっさんになってからならまだしも、若禿というには若すぎるこの事実に過呼吸になりました。
毎日が絶望でした。そしてハゲは迷うことなく進み続けます。そしてこんなナイーブな話、もちろん誰にも言えません。本当に辛かった。あの時の自分を抱きしめてあげたいです。とうとう隠しきれないレベルまで来ました。覚悟を決めます。母に相談しました。(情けなかったなあ)すると母は特に何も言わずにクリニックに連れて行ってくれました。薬を処方され(1月7000円くらいでした)いや、高っと思いながらもひとまずはホッと一息。帰りの車で母と話をしました。
母はハゲていようがなんだろうが大切な息子に変わりない。あんたの価値は1mmも変わらないというようなことを言っていたと思います。本当に嬉しかった。これが愛情かと。まだまだ反抗期でしたがこの時は頭が上がりませんでした。感謝。
そしてハゲと死闘を繰り広げながらこのフリースクールで乗馬をしたり、工作、農業など様々な体験をさせてもらいました。一番楽しかったのはやっぱりバンドかな。
そして自分の悪い癖について気づきます。それは、他人と比較することでした。
これには随分と苦しみました。 人と比較して優劣や勝ち負けに異常なほど拘っていました。なぜか。自己肯定感が低いため、人より劣っている自分には存在価値がないと思っていたからです。 そしてこの悪い癖は弱虫くんを更なる地獄へと誘います。
今回はここまで。 ではまた!
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